2007年8月27日 星期一

新日鉄が量産…太陽電池向け多結晶シリコン

新日鉄が量産…太陽電池向け多結晶シリコン

 新日本製鉄は、2010年をめどに年間2000トン規模の太陽電池用多結晶シリコンの生産工場を建設、同分野への本格進出を検討していることが19日、明らかになった。鉄鋼業界では、JFEスチールも昨年から製鉄技術を活用した年間100トンの実験設備で生産を開始、量産の準備を進めており、太陽電池の基礎素材である同シリコンの需要拡大に対応する。

 新日鉄は昨年6月、太陽電池用シリコン製造の「NSソーラーマテリアル」を設立し、多結晶シリコンの本格事業化に乗り出した。八幡製鉄所(北九州市戸畑区)内に製造設備を建設しており、10月から製造を開始する。太陽電池用の多結晶シリコンは半導体製造用を利用しているため、材料価格が高いことが問題となっている。これに対し、製鉄技術で活用する新日鉄の製法は、大型の反応炉内で、不純物を取り除くもので、大規模に生産し、コストを引き下げることが可能。現状では半額程度で提供できるとみられる。

 太陽電池メーカー各社の増産で、多結晶シリコン不足が問題化していることから、NSソーラーマテリアルでは追加増産を進め、八幡製鉄所内に大型工場を建設する。

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