住友商事が太陽電池原材料製造の中国・ソーラーギガに出資
2007年8月24日 17時40分
住友商事と中国住友商事グループは、太陽電池の原材料を製造する中国企業・ソーラーギガ・エナジー・ホールディングスに出資し、戦略的パートナーシップを締結した。
ソーラーギガ社は、遼寧省錦州市に太陽電池用単結晶シリコンのインゴット・ウエハーの製造子会社5社、上海市にシリコン原料の再生子会社を保有する。住友商事は今回の出資を通じ、ソーラーギガ社製品の販売代理権を取得し、太陽電池原材料ビジネスの拡大を目指す。
これまで太陽電池やその原材料の製造は、日本、ノルウェー、ドイツを中心とした先進国が中心だった。しかし、近年、製造コストを大きく抑えられる中国の製造業者が台頭し、中国での生産量が急増している。
ソーラーギガ社は、2000年から太陽電池用単結晶インゴット・ウェハーの製造を開始した中国での先駆者。現在、生産量・品質面で中国トップクラスの企業という。また、世界でも数少ないシリコン原材料の再生事業も推進している。
住友商事はこれまで、世界最大の太陽電池原材料のバリューチェーンを展開するノルウェーのRenewable Energy Corporationへの出資、アジア向け販売代理権の取得などを通じ、太陽電池原材料ビジネスに取り組んできた。今回、伸長著しい中国での事業展開を図る。ソーラーギガ社製品を日本、また中国国内へ拡販すると同時に、今後戦略的パートナーとして、同社とのさらなる共同事業展開も視野に入れながら、太陽電池原材料ビジネス拡大を目指す(日経エコロジー編集/EMF)。
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2007年8月28日 星期二
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